ここ半年ほど広島を訪れる機会が多くあった。関西からは交通利便性がよく様々な要素が凝縮されたよき土地。食や自然も魅力的であり、独自の産業も発展してきた。訪れる度に好きになった街だ。
訪問時の滞在先が平和記念公園にごく近い場所だったため、朝の散歩（公園内/川沿い）はとてもよい時間となっていた。
そして、市内中心部には原爆ドームや平和記念資料館以外にもライブラリー・記念館が点在している。
今回は、袋町小学校平和記念館（広島アンデルセンのすぐ近く）を訪れた。爆心地から460メートル、木造校舎は全壊全焼、鉄筋コンクリート部分の外郭のみ残った。その壁が被爆者の消息を知らせる伝言板となり現在も残されている。
子供たちがそこに通い地域の中心の場であっただろう小学校。この記念館はとても身近に感じられ、だからこそより胸にくるものもあった。帰り際、係の方がそっとくださった小さな折り鶴と。（obscura coffee:2025年6月16日）
