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『彼女たちに守られてきた』


 松田青子(2025)『彼女たちに守られてきた』中央公論新社 また興味惹かれる本に出会った。こちら10年分のエッセイ本。

 初めて触れる作家の方と思っていたが、つい先日読んだ『問題だらけの女性たち』(※ジェンダー絵本)の翻訳者の方でもあることに気づいた(こちらも面白い)。

 テンポよく読みすすみ、気づけば付箋だらけに。特に好きだったのは「彼女のいる薬局」と「大切なのはそこじゃない」。〝社会の中でどういう人でいたいか〟(33ページ)、〝「美人」か「ブス」か、語る必要があるだろうか〟(79ページ)。ほんとこれ!と日々思ってる。

 そして私は今、エッセイのひとつにあった韓国ドラマ『ハイエナ』にはまりかけてる。(2025年7月13日)