新しく開店したbookpond(白楽)さんにて購入のZINE。朱喜哲(2023)『バザールとクラブ』よはく舎。
『〈公正(フェアネス)〉を乗りこなす』の第10章における課題感を、短い論文と解説からなるZINEとして公刊された本書。
「バザールとクラブ」「エスノセントリズム(自文化中心主義、自民族中心主義)」。公共的なボキャブラリーと私的なボキャブラリーについて。2023年の発刊だが、まさに今の世の中のことがそのまま照らし合わされるようで考え込んでしまった。
〝わたしたちが社会のバランスをとる上で重要なのは、むしろ「私的なボキャブラリー」を豊かにし、それを魅力的なものとするために労力をそそぐことである。〟(32ページ)
ちょうど本書を読んでいる時、ことばとことばづかい、公と私、について自分なりの課題を感じてたためタイミングのよい読書体験となった。少々ふわっと読んでる気もするので何度か通読したい。(2025年8月2日)