ジェーン・スー(2025)介護未満の父に起きたこと 新潮新書
日頃より勝手に身近に感じ絶大な信頼をおくスーさんの著書。
新書の出版が待ち遠しかった。今の私が抱えるテーマそのものでもあり、一気読みした。スーさんの課題解決モードにほれぼれすると同時に、お父様への配慮ある姿が印象に残った。そしてくすっと笑えるユーモアがそばにある。
どこか楽観主義的な親世代と「悲観的現実主義者の氷河期世代」(18ページ)の組み合わせのスーさん親子。私も同じ世代の組み合わせ関係であり、たしかに親の楽観性に助けられる時がある。だが子世代の自分が、あーしてこーしてここと連携して‥と先回りしまくった現実対応を行い(氷河期世代のサガも含まれてそう)、これって尊重や線引きができていないということ?と揺れるのだ。
何より介護と関係性がもたらす感情の扱いは本当にやっかいだ。何層にも複雑にからまる感情に対して、自分が至らないことの多さよ‥。
ケアとサポートの違い、情報との戦い、高齢者ケアのIT化、など今時の介護(もしくは介護準備段階)にはそれらが次々と乗っかってくる。地域性・資源不足・金銭状況も影響を及ぼし、関与者が多ければその舵取りも大変である。
スーさんがされているように「老い」と状況や性質の良き部分にも目をやり、自身の老化に備えたい。(2025年9月13日)
日頃より勝手に身近に感じ絶大な信頼をおくスーさんの著書。
新書の出版が待ち遠しかった。今の私が抱えるテーマそのものでもあり、一気読みした。スーさんの課題解決モードにほれぼれすると同時に、お父様への配慮ある姿が印象に残った。そしてくすっと笑えるユーモアがそばにある。
どこか楽観主義的な親世代と「悲観的現実主義者の氷河期世代」(18ページ)の組み合わせのスーさん親子。私も同じ世代の組み合わせ関係であり、たしかに親の楽観性に助けられる時がある。だが子世代の自分が、あーしてこーしてここと連携して‥と先回りしまくった現実対応を行い(氷河期世代のサガも含まれてそう)、これって尊重や線引きができていないということ?と揺れるのだ。
何より介護と関係性がもたらす感情の扱いは本当にやっかいだ。何層にも複雑にからまる感情に対して、自分が至らないことの多さよ‥。
ケアとサポートの違い、情報との戦い、高齢者ケアのIT化、など今時の介護(もしくは介護準備段階)にはそれらが次々と乗っかってくる。地域性・資源不足・金銭状況も影響を及ぼし、関与者が多ければその舵取りも大変である。
スーさんがされているように「老い」と状況や性質の良き部分にも目をやり、自身の老化に備えたい。(2025年9月13日)