例年夏頃、健康診断や身体の気になる点の検査を行う。年齢的に大台にのり、お腹の調子にも不安があったため、今年は胃・大腸内視鏡同時検査を追加した。これは健康診断とは別で自主的追加検査である。これまで大腸内視鏡は便潜血で問題なければいいかなと消極的だったが、加齢によってリスクが上がるとも聞くため重い腰をあげた。
事前準備は元来の心配性を発揮し、検査の1週間以上前から低残渣食をとった。できるだけ大腸内の視界?をよくするためだ。タンパク質をとりつつ消化のよいものをしっかりと。水分はかなり意識して摂取。身体に良いとされるきのこ、海藻、野菜の一部、胡麻、等は検査前避けるべきらしく、ついでにカフェイン・アルコールもやめておいた。
胃・大腸内視鏡同時検査体験として、1.痛みと鎮静剤 2.事前準備 3.当日進行 4.結果と事後対応 の点から備忘録として整理しておきたい。私は初心者なので今回とにかく事前説明とプロトコルに粛々と従った。
1.痛みと鎮静剤
痛みは個人のそもそもの腸のコンディションにもよるようだ。鎮静剤使用を選べることで、痛みは相当減るのだろう。鎮静剤のリスクについて事前説明があり納得いけば鎮静を選択することとなる。また、実際むやみやたらと鎮静をかける訳ではなく、血圧や酸素飽和度も含め状態(自発呼吸がある状態)をチェックしながら検査は進行した。
2.事前準備
少なくとも数日前〜前日の低残渣食が基本のようだ。前日のお食事キットを購入した(結構おいしい)ものの、それと別で1週間ほど消化がよくかつ食物繊維が多く含まれないものを選び食べていた。結果、当日下剤服用はかなり早めに検査可能状態に整った。食事調整は下剤服用量が減ることにもつながったようなので、この調整は次回も行いたい。
3.当日進行
当日朝は絶食、自宅にて下剤モビプレップを飲み始めた。飲み進め方にはいくつかパターンがあるようだ。もらったリーフレットに従い180mlを数回に対して、水・麦茶を一定割合でチェイサー的に飲んでいく。
モビプレップは寝る前に常温で一旦作り(冷えた水だと粉がとけづらい)、一晩冷蔵庫で冷やしておいた。OS1的な味(梅っぽさ+塩味)、ストローを使うと意外と飲みやすい(私はモビプレップより、前日水に溶かして飲むほんの少量の下剤の方が苦手な甘味だった)。
結果当日かなり早めに検査可能な腸の状態になったのは良いのだけれど、いつになったらおさまるのか?と思う程何度もお手洗いには行った。お腹の痛みはない。不思議なことに出発1時間前に排出はぴったりとおさまった。
クリニックについてからは血圧測定、ルート確保、程度で患者としてすることは何もない。普段の血液検査でたまにふらつくことを事前申告したところ、針を刺した後は移動がないよう配慮くださった。ドクター挨拶があり「緊張してます」と伝えた後のことはまるっきり何も覚えていない。痛み、気持ち悪さ、記憶、全てゼロ。
気づけばリカバリールームにいて、検査は終わっていた。これも不思議だが処置後きっかり15分で目が覚めた。起きた瞬間「検査所要時間は何分ですか?」とスタッフの方に尋ねたことを覚えている。胃と大腸を同時検査かつ小さめポリープを1つ切除したが、所要時間は20分とのこと。早すぎないか?とも思ったが、熟練の指導医の技ということで納得した。
4.結果と事後対応
ポリープ切除誓約書も書いていたので、実際検査時にその場でさくっと切除された。ポリープの大きさと形状とタイプは、目が覚めた後におおまかな説明を受けた。めちゃくちゃきれいな腸内の写真データを見ながらドクターと話をする。身体の中を見ることはまあないので、感慨深い自分の内側。
ポリープ自体はその後に精査となる(2週間結果待ち)。精査結果によって悪性の場合もあり得るが、自分のコントール範囲外、悪い結果が出たらば残念だが最善をつくす他ない。
ただ今回ポリープを腸に育てている自覚はもちろん皆無のため、やはり検査は受けておくものなんだなと妙に納得した。
検査説明後はなんとなく疲れがあり眠い気もしたがほぼ平常運転(普通に事務仕事をした)。お腹の張りや喉の違和感、気分の悪さも特にない。
事後対応として、ポリープ切除後しばらくの飲食制限と運動制限が案外きつかった。腹圧をかけることが特にダメらしくレッスンはしばらく休止で予定調整をした。遠方移動(出血や緊急時対応的意味合いで)も禁止なので、6日後予定していた出張(電車)許可を得て帰宅した。
さいごに胃と大腸の内視鏡検査にまつわる自分の不安について考えてみると、主に検査前と検査後にピークがあった気がする。検査前の不安は、悪いものが見つかるのではないか?、検査中痛かったり気持ち悪くなったりするのではないか?、という類のものだ。検査後に関しては、悪性の場合の先行きについての不安だ。体験談を読むと他院で受けた際、いわゆるトラウマ的経験としてこころに傷が残る場合もあるようだ。
また場所が場所だけに羞恥心に関しても個人差はありうるだろう。
それを超えて結局は信頼できる医療機関や主治医、スタッフの専門性と配慮によって乗り切れることも多いのだろうなと思い、自分の普段のありようを振り返ったりもした。(2026年7月26日)
